アーティゾン美術館の「ブランクーシ 本質を象る」展に行ってきました!
じつは初アーティゾン美術館だったのだけど、常設展もすごく豪華な美術館ですね。さすがだ。会期ギリギリに行ったら、けっこう混んでました。
日本でははじめてのブランクーシ展とのこと。そうだったんだ……。
私は彫刻家のなかではブランクーシが一番好きなので、もうめちゃ堪能しました。ブロンズの、金に輝く抽象彫刻作品がたくさんあって、本当に嬉しい!
あと、「空間の鳥」!彫刻のなかで一番好きだし、私が好きな芸術作品ベスト10には入ります。鳥だ!って思うし、それに曲線に色気を感じる。
ブランクーシの撮った写真、ブランクーシが撮られた写真もたくさん見られて満足。
ブランクーシと我が愛、マルセル・デュシャンに多くのつながりがあることは知っていたけど、案の定、デュシャン関連作品も2つ出ていました。ってか、ピカビアも出てるし!すごい!嬉しい!ピカビアとデュシャンが一緒の展覧会に出てる!歓喜!
あと個人的に、デュシャンのオタクだったら一生頭あがらんアンリ=ピエール・ロシェの写真が展示されてたのも嬉しかった!「なんか見覚えがあるな…」って作品リスト見たら、ロシェの写真でびっくりだよ!思わず2枚も写真撮ってしまった(ほとんどが写真撮影OKでした)。
ブランクーシは特定のグループに接近することのなかった人だから、デュシャンも付き合いやすかったんだろうな。
それと、「アトリエ」と題されたエリアの、ブランクーシ彫刻をたくさん並べる展示室がすごくよかった!光の当たり方もおしゃれで、展示室がひとつの作品であるような、澄んで美しい空気になっていました。
たくさんブランクーシの作品を見られて満足です。
ただ、そんなに作品数は多くなかったから、もっとたくさんの作品が集まる展覧会が、いつか開かれたらいいな……!フォルムとしてはとてもお洒落で、全然古くないと思うので。